今日は治療家目線の記事です。
この詩はご存知でしたでしょうか?
とても有名な詩です。
「打つ手は無限」
滝口長太郎:作
すばらしい名画よりも、
とてもすてきな宝石よりも、
もっともっと大切なものを私は持っている。
どんな時でも、どんな苦しい場合でも、
愚痴を言わない。
参ったと泣き言を言わない。
何か方法はないだろうか、
何か方法はあるはずだ、
周囲を見回してみよう。
いろんな角度から眺めてみよう。
人の知恵も借りてみよう。
必ず何とかなるものである。
何故なら打つ手は常に無限であるからだ。
治療も同じである。
どんな病気や症状でも、
治療家次第でいかようにもする事が出来る。
常に患者の身体や心をとらえ、観察し、ほんの些細な変化をも見抜く力。
運動会の綱引きのように、
一度引き始めたら、芋づるのように引き抜く事が出来る。
100の痛みがあったとして、
人は「いかに100の痛みを取り除こうか」とするが、
実は100のうちの1の変化に気づく事がとっても大切である。
1の変化に気づく事が出来たら、
あとは芋づるにのようにどんどん変化していくんです。
ひとの身体って面白いですね。