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第2章 病はどこから来るのか? 「過去の選択」が生み出す結果|病を活かす3

2025.10.18

病を活かす 3/7

それは、治らない痛みのループを断ち切り「片道3時間通院」の患者様が信頼する治療家が語る、真の『病の活かし方』

この内容は、一般社団法人倫理研究所の月刊誌『新生(しんせい)』(読者数10万部)に「治る力」をテーマに2ヶ月間寄稿した記事を、さらに加筆・編集を加えたものです。

私は、鍼灸マッサージ・高度整体治療院の三代目、山田晃三です。
現代医療や既存の健康法が限界を囁かれる中、なぜ私の治療院には、遠方から「片道3時間かけてでも通いたい」という患者様が集まるのか―――。
そこには、「1,000年先まで残したい」と願う【次世代の医療】、そして【文化レベルの医療】の創生という、私の揺るがない信念があります。

この壮大なテーマについて、数回に分けてご案内いたします。皆様の人生における良き転換点の一助となれば幸いです。

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第2章 病はどこから来るのか? 「過去の選択」が生み出す結果

1. 病 = 過去の「選択」の結果

私たちにとっての病気とは、突然、外から降りかかってきたようなアクシデントや事故のように思え、理不尽なものとして受け入れ難いものです。しかし、私が長年の臨床経験と研究を通じて辿り着いた病の定義は、その認識とは大きく異なるものでした。

病とは、現在起きている「結果」に過ぎない

今、あなたの目の前にある結果(病の症状)は、過去にあなたが無数に選択し続けた結果でもあるのです。ある学者によると、人は一日の間で何千何万という膨大な数の選択をしているのだと言います。朝何時に起きるのか、顔をどう洗い、どんな服を着替え、どんな朝ごはんを食べて、いつ家を出るか。ルーティンのようにしていることでさえも、こうした日々幾千もの「小さな選択」をし続けた結果が「今」という現実であり、目の前で起きている病や症状なのだと私は考えています。

病は、誰かに与えられた罰でも、運悪く引き起こされた災難でもありません。それは、あなたがこれまで無意識にたどり紡いできた生活態度や考え方から選択したルートの「最終的な到着地点」であり、その結果を示し現れたのが病(身体の症状)なのです。

 

2. 「病」は感情によって巨大化し、あなたを支配する

さらに、私たちはこの「過去の選択の結果」として現われた病という事象に、自ら多くの感情を塗り足すことで、本来よりも巨大なものにしてしまっています。

今起きている結果の一つである病に、私たちは「これは困ったことになった……」「これから仕事はどうしよう……」家族は、仕事は、これからの将来は……と、不安や心配、驚き、悲しみといった感情をいくつも塗り足し、大きなものにしていないでしょうか。私たちは、この感情によって上塗りされた全体を捉えて「病気」として認識しているのかもしれません。

古くから「病は気から」とも言われますが、本来の病気(身体の症状)自体は、私たちが不安や恐れといった「気(感情)」をくっつけて複雑にしたものほど、病の実体はさほど大きくないのかもしれません。多くの人は、今、身体に出ている症状に色々な感情をくっつけてしまい、自身で病を複雑にし、その感情の渦に心ごと巻き込まれ、回復しがたい状態に陥っているのです。

この感情の渦こそが、まるで病が外からあなたを支配し、自由を奪っているかのように感じさせる正体かもしれませんし、治りにくいのはこれらが解決していないのかもしれません。

 

3. Kさんの事例:思い込みと感情が病を増長させたケース

この「感情の上塗り」が、いかに病を複雑にするかを示す典型的な例として、私が診てきた30代半ばの主婦、Kさんのケースをご紹介します。

Kさんは、各種イベントを主催するほどバイタリティのある方で、それが終わると数日間寝込んでしまうという体調不良に悩まされて色々な治療院や病院も行っていましたが、一時的には良くなるが、根本的な解決しないことに悩んでおられ当院に来られました。

治療を行うためKさんと話を進めていくと、
「毎年この時期になると体調を崩すんです」
「胃が痛くなって明日子供の行事があるのに行けなかったらどうしよう」
といった言葉が、よく出てきました。

私がKさんに「あなたは自分で〈私は体が弱い〉と思い込んでいませんか?」と質問すると、Kさんはキョトンとしてましたが、次第に両親のこと、今までのことを振り返るように話されました。

Kさんは、幼少の頃より両親から「あなたは体が弱いから……」と言われながら育ち、大人になってからも自分で暗示をかけるように「体調不良になるのは、もともと体が弱いからだ」と自分に言い聞かせるように意味づけをしていたのです。この自らつくり出した「思い込み」こそが、その通りに身体は反応していたのです。怖いものですね。

 

4. 病を活かすための実践:「分別(ふんべつ)」

Kさんのケースは、感情や思考の癖が病をいかに複雑にし、回復を妨げるかを示す事例でした。この巨大化した「病気」から脱し、病を活かす生き方へ変える鍵こそ、「分別する」という実践にあります。

Kさんには以下の具体的な「分別」を伝え、実践していただきました。

  • 体の症状と感情は別々に分けること。
  • 体調を崩したことと季節はくっつけないこと。
  • 「胃が痛い」と「明日の心配」はそれぞれ別々の事象として捉えること。
  • 体調不良は年齢ばかりが原因ではないと知ること。

人は、自分に湧き出る感情と体に現われる不調を、一つひとつ別物として捉えるようになると、やるべきことが明確になり、問題改善に取り組みやすくなります。シンプルに今起きていることを観察し、感情から分別することこそが、「病気を活かす」生活へと変わっていくための第一歩なのです。

結果、Kさんは徐々に寝込む回数が少なくなり、今では持ち前のバイタリティを発揮し、PTAやスポーツ少年団の役員等として生き生きと活動されています。

次章では、この「分別」の視点に立ち、病が私たちに送っている具体的なメッセージとは何なのか、そして病を活かして人生を好転させる具体的な方法について次の章で掘り下げていきます。

 

1. 序章「また痛くなりました」三代目治療家が陥った『治せない』迷路

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3.「第2章 病はどこから来るのか? 「過去の選択」が生み出す結果としての体調

次の記事> 4.第3章 人生のカーナビゲーション ~病の警告音に耳を澄ませる

5.第4章-1 心の羅針盤を磨く ~意志力に頼らず「習慣」という名の仕組みを創る

6. 第4章-2「意志力」を介さず「湯呑み」の残量を知る最強の仕組み

7. 終章 病を活かし、人生を再構築する力

 

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