この内容は、一般社団法人倫理研究所の月刊誌『新生(しんせい)』(読者数10万部)に「治る力」をテーマに2ヶ月間寄稿した記事を、さらに加筆・編集を加えたものです。
私は、鍼灸マッサージ・高度整体治療院の三代目、山田晃三です。
現代医療や既存の健康法が限界を囁かれる中、なぜ私の治療院には、遠方から「片道3時間かけてでも通いたい」という患者様が集まるのか―――。
そこには、「1,000年先まで残したい」と願う【次世代の医療】、そして【文化レベルの医療】の創生という、私の揺るがない信念があります。
この壮大なテーマについて、数回に分けてご案内いたします。皆様の人生における良き転換点の一助となれば幸いです。
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これまで私たちは、病を単なる「敵」や「不幸」として捉えるのではなく、人生を正しい軌道へ戻すための「非常ブレーキ」であり、生き方を見直す「転換点」であると捉え直しました。
痛みや不調は、過去の選択の結果であり、そして未来への貴重な警告です。あなたの身体という名のカーナビゲーションが鳴らす初期のアラームに耳を澄まし、意識的にハンドルを切り直す勇気を持つこと。そして、その行動を「意志力」ではなく「習慣」という名の幸せを守る強固な「自己操縦システム」として組み込むこと。
このドキュメントでお伝えしたかったことは、病を治す力は、究極的にはあなた自身の内にあるということです。
病という困難を経験したからこそ得られた知恵と、治療院で得た一時的な安らぎを、永続的な「新しい生き方」へと昇華させてください。
あなたの人生は、病を乗り越えたその瞬間から、より深く、より充実したものとして、新しく創造し直すことができます。その力は、もうすでにあなたの中に備わっております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
1. 序章「また痛くなりました」三代目治療家が陥った『治せない』迷路
2. 第1章 そもそも病とは何なのか? 病は敵か、それとも…
3. 第2章 病はどこから来るのか? 「過去の選択」が生み出す結果
4. 第3章 人生のカーナビゲーション ~病の警告音に耳を澄ませる
5. 第4章-1 心の羅針盤を磨く ~意志力に頼らず「習慣」という名の仕組みを創る
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7. 終章 病を活かし、人生を再構築する力